高温多湿環境でも育つ野菜やフルーツは何?

今年の夏はたくさんの野菜を収穫できました。ハワイ島ヒロ側の高温多湿環境下で育ったものなので熱帯野菜が多めです。

基本的に特別な手入れをせずほったらかし栽培してます。農薬も使っていません。アブラムシやハダニが大量発生したときには石鹸水(soap water)を適宜噴射してるくらいです。

野菜の多くは雑草に負ける可能性が高いので、ポット栽培で育てているものが多いです。

 

スイスチャード

害虫に強く、特に手入れをしなくてもポット栽培で簡単に育ちました。炒めものにして食べましたが、苦味が一切なく、食感もシャキシャキでおいしかったです。

 

トウモロコシ

今年初挑戦のトウモロコシ。種はハワイ大学から購入した#9(黄色のみ・粒小さめ)と#10(黄色と白の混合・粒大きめ)という二品種

残念ながら畑の面積が小さく一度にたくさん植えられなかったため受粉が行き届きませんでした。その結果、実がところどころ欠けた歯抜け状態になってしまいました。畑を広げて再挑戦したいです。

味にはまったく問題ありません。個人的には#10が#9より大粒で甘めで好きです。

 

コールラビ

コールラビも今年初挑戦でしたが無事収穫できました。Early White Viennaという品種です。害虫に強く、手入れも必要なく簡単に育ちました。ただし収穫が遅れると割れます。シチューに入れたらホクホクで最高でした。

 

ナス

賀茂なすもできました。

これはハワイ大学から取り寄せたWaimanalo Longという品種です。

 

みょうが

花が咲いてしまいましたが、みょうがも採れました。本来なら花が咲く前に収穫するのがベストだそうですが、味は普通にみょうがで問題なかったです!

 

ししとう

ししとうもたくさん採れました。途中から葉の裏にコナカイガラムシが大量発生したので、石鹸水を吹きかけて洗い流して対処しました。

 

枝豆

 

今年は枝豆がたくさんできました。多く収穫できたのは、お店で適当に買った品種ではなくハワイ大学から購入したKahala Soy Beanという品種を使ったこと、日当たりの良い場所で栽培したからだと思います。

 

その他野菜

英語でウォータースピナッチ(Water spinach)と呼ばれる空芯菜は名前の通り、水がたっぷり降るヒロ側の気候と相性がよく、とても簡単に育ちます。シャキシャキとした食感で炒めものにぴったりです。

大根やごぼうなどの根菜類もポット栽培なら簡単に育ちます。上の大根は収穫が遅れてしまったためスが入ってしまいました(泣)

赤花藤豆、トマト各種(マッツワイルドチェリー、イエローピコ、世界一、Anahu、Healani、Kewaloなど)、三尺ササゲ、なた豆、ピーマンなども採れました。

オクラとヘチマ(ナーベラー)もたくさん採れます。

 

香味系

レモンバーベナ。葉を数枚ほど水に入れて香りづけしました。

コブミカン(Kaffir lime)の葉。とてもいい柑橘系の香りがします。

 

フルーツ

パイナップルは栽培から2年で収穫できます。毎年収穫できていますが、今年もお店で一般的に売られているイエローの品種が大小3つ、激甘のホワイトパイナップルが1つ採れました。

乙女スイカという品種にも挑戦しました。ミニスイカに分類される小さな品種ですが、本来は2.5 kgくらいの重さで収穫をするところ、600 g・直径12 cmで収穫。糖度は7.5でハワイのお店で売られているものと甘さに大差ないように思えました。

熱帯・亜熱帯では野菜の生育は難しいと聞いていましたが、工夫をこらしてコツをつかめばできないことはないなと感じます。これからも引き続き何が育つか実験しながら農作業を楽しみたいと思います。