トゲトゲした見た目とは裏腹!栄養豊富なサワーソップの味や食べ方

ハワイ島ヒロの市場でよく見かける無数のトゲに覆われたサワーソップ。

野菜のような見た目ですが、れっきとしたフルーツです。

今回はサワーソップがどんな味なのかを知るため、買って食べてみました!

 

サワーソップの基本情報

学名 Annona muricata(バンレイシ科バンレイシ属)
英名 Soursop, Gunabana
別名 トゲバンレイシ、オオバンレイシ、ササップ、オランダドリアン、グラビオラ
原産地 南アメリカ北部、中央アメリカ、西インド諸島
おすすめ度 ★★☆☆☆

サワーソップは中南米やカリブ海が原産のフルーツ。

現在はアフリカや熱帯アジアでも広く栽培されています。

サワーソップの実はカカオのように幹や枝に直接実をつけます。

実はバンレイシ属の中でも大きく、条件がよければ長さ 20〜40センチ、重さ 4キロを超えることもあるそうです。

サワーソップは生でそのまま食べたり、ジュースやゼリー、シャーベットなどの加工品として利用されたりします。

ビタミン B1、B2、C が含まれ栄養も豊富です。

古くからサワーソップの木の樹皮、葉、根や実は寄生虫による感染症、リウマチ、関節炎などさまざまな病気を治療するのに用いられてきました。

最近は、がん治療薬としてサワーソップの効能をうたうサイトがたくさんあり、お茶やカプセルという形でも多く販売されています。

しかし、英国がん研究所によると、サワーソップががん治療薬として機能するという十分に信頼できるデータはないそうです。

実験室での研究では、サワーソップの抽出物がある種の肝臓がん細胞や乳がん細胞を殺したり、マウスの前立腺がん細胞に効果があるというデータが示されました。しかし、臨床りんしょう試験(ヒトを対象とした薬や医療機器などの有効性や安全性などを検討するために行われる研究)はまだ行われていないそうです。

また、カリブ諸島での研究では、サワーソップを日常的に食べるとパーキンソン病を発症することも示唆されました。

くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう!

 

サワーソップの旬はいつ?

一般的にサワーソップは 8月〜9月に結実けつじつ(植物に実がなる)し、旬を迎えると言われていますが、ハワイ島の市場ではほぼ一年中見かけます。

サワーソップは果皮かひが深緑色になったら収穫されます。それを室温で追熟ついじゅく(フルーツを収穫後、一定期間置くことで、甘さが増すこと)させ、表面が黄色く色づきやわらかくなったら食べごろです。

注意
サワーソップは 8℃以下で低温障害を起こして追熟しなくなります。冷蔵庫に入れないように気をつけましょう。

 

サワーソップを食べてみた

これはヒロの市場で買ったサワーソップ。

和名のトゲバンレイシが示しているように、サワーソップの表面はトゲ状のやわらかい突起で覆われています。

果実はほかのバンレイシ属のものに比べて大きく、長さは 15センチほどでした。

縦半分に切ると、クリーム色のきれいな果肉が姿を見せます。

このように果肉をスプーンなどですくって食べます。

果肉はやわらかくて繊維質。

ココナッツやバナナに似たさわやかな甘味と同時に、パイナップルのような酸味も感じます。

見た目は同じバンレイシ属のチェリモヤに似ていますが、正直、味も食感もチェリモヤのほうがおいしいとは思います。

ブラジルで飲んだサワーソップ(Graviola)入りのミックスジュース。ほかにアセロラ、カジュー、カジャも入っている。

サワーソップがたくさん消費される東南アジアでは、生食以外に、ジュースなどに加工されることも多いとか。

ジュースにするには、毒が含まれる黒いタネを取り除いて、水や牛乳と混ぜてフルーツジュースやミルクシェイクにするそうです。

ほかにはアイスクリームやシャーベットなどの味付けにも使われます。

フィリピンでは熟れてない状態(未熟果みじゅくか)のサワーソップを野菜としても食べるそうですよ。

 

独特の風味のサワーソップ。生でしか食べたことがないので今度はジュースにしてみようと思います。見かけたらぜひトライしてみてくださいね!