港町の旧倉庫街をアートスポットに変貌させた駁二アート特区が面白い【台湾観光】

台湾旅行日記の続きです。

新幹線で台中から高雄に移動し、港近くにある駁二アート特区(ばくにあーととっく;駁二芸術特区;The Pier-2 Art Center)というアートスポットに行ってきました。

 

駁二アート特区とは?

かつて砂糖や海産物を貯蔵するために使われていた老朽化した倉庫や建造物をリノベーションした複合アートスペース。

東から順に「大義倉庫群」、「大勇倉庫群」、「蓬莱倉庫群」の三つのエリアに分かれています。倉庫街の中を二両くらいの路面電車(ライトレール)が走っているので、それに乗ってほかの倉庫群を行き来できます。

上の地図は公式サイトに掲載されているものです。

 

私たちは大義倉庫群 → 大勇倉庫群 → 蓬莱倉庫群という順でまわりました。

 

大義倉庫群

一見すると古い倉庫がそのままずらーっと並んでいるように見えますが、一つ一つの倉庫がギフトショップ、花屋、カフェやライブハウスに改装されています。

あちこちに倉庫街に溶け込んだオブジェがあり、ブランコがあるかと思えば、小便小僧の仕掛けがあったりとユーモアたっぷり。

外見が飛行機の機体のような建物があるのですが、その中はパイナップルケーキで有名な「微熱山丘(サニーヒルズ)」が入っていて試食もできるとか。

倉庫街をさらに東へ進むと港や公園があり、そこにも巨大オブジェがありました。

また、近くには電動の路面電車(ライトレール)の停車駅(駁二大義駅)もあります。ここから他の倉庫街へ移動することもでき、悠遊カードで運賃を払えるのでとても便利です。

 

大義倉庫群で買ったお土産

大義倉庫群エリアでは「Wooderful Life」という木製雑貨店と「趣活 in STAGE」という文具店でお土産を買いました。

Wooderful Life は木製オルゴールやおもちゃを扱うお店なのですが、店内は遊び心が満載!店内の様子を動画に簡単にまとめました。

木製オルゴールはバラエティー豊かでどれもかわいい!日本でもコレクションの一部がアマゾンで販売されているようです。

私は記念にサングラスをかけたパイナップルたちとヤシの木の小物を買いました。

趣活 in STAGE では生活雑貨や食品が売られていました。ここではスマホやパソコンの液晶画面をきれいに拭くためのクリーニングクロスを数枚ゲット。柄がとても気に入ってます。

 

大勇倉庫群

来た道を戻って西の方向へ進むと、大勇倉庫群が出てきます。

ここには自転車が走れる専用道路がありました。道路沿いにいくつもの建造物が並びます。壁面には干支の動物が描いたウォールアートなどさまざまなものが描かれています。

ガンダムのような巨大オブジェや赤レンガの倉庫の上に腰を掛けているオブジェなどがあります。

タンクや電気系統のカバーなど細かい部分もアートで覆い尽くされていて、楽しませてくれます。

この日は暑かったこともあり、途中でフルーツのアイスバーを二種類(いちごとフルーツミックス味)購入。キウイやオレンジが入ったフルーツミックス味が特においしかったです。

誠品書店(せいひんしょてん;Eslite Bookstore)という本屋もあったので中に入りましたが、本や雑誌だけでなく、お土産に良さそうな雑貨や小物もたくさんありました。大義倉庫群で立ち寄ったWooderful Life の木製オルゴールも売られていました。

迷いましたが、ここではボバティーやシューマイの刺繍が入ったハンカチやおしゃれなデザインのあぶらとり紙をゲット。

 

蓬莱倉庫群

海沿いを西の方向へ歩き続けて信号を渡ると、そこは蓬莱倉庫群。

大小さまざまなオブジェがあり、地面にはレールが敷かれその上をミニ列車が走っていて乗っている人も結構いました。

大樹の下の休憩スペースではたくさんの人が座ってました。駁二アート特区は結構広いので歩き疲れちゃうんでしょうね。

大樹の前にはレールがたくさん敷かれた開けたエリアが広がります。もともとは鉄道車輌の基地だったそうです。今ではスーツケース、蒸気機関車やラッパをモチーフとした大きなオブジェが置かれていて見応えがありました。

 

繰り返し現れる人形のオブジェ

駁二アート特区のさまざまな場所に、同じ形状だけどデザインや色の異なる人形のオブジェがありました。

特別な意味があるのかはわからないけど、

 

駁二アート特区への行き方

高雄捷運(MRT)で行く場合

高雄捷運(MRT)で塩埕埔(Yanchengpu Station, O2)の1番出口を出て、大勇路(Dayong Road)沿いを港方面へ徒歩5分

 

ホテル「Legend Hotel Pier 2」から行く場合

駁二アート特区は滞在していたホテル「Legend Hotel Pier 2」から歩いて約3分。

 

まとめ

面白いオブジェがたくさんあり、とても見応えがありました。港のすぐそばにあるということもあり、倉庫群一帯の雰囲気はのんびりとしていて、一日中気持ちよく過ごすことができたのも良かったです。かわいい雑貨屋、文具屋を巡りながら、気に入ったデザインのお土産を入手できたのも嬉しいポイントでした。

倉庫群は想像以上に広く、ひと通り見て回ったらクタクタになりました。日差しをさえぎるものが何もないので、途中にあるカフェやショップで休憩しつつまわるか、中を横断するライトレールを利用するのといいかも。

各倉庫群にそれぞれトイレがあるのも親切です。