先日ジャックフルーツを収穫・解体しました。
ジャックフルーツは多産で、一年に200〜500個の実をつけることから、昔から人々にとって重要な食糧源でした。
それもジャックフルーツ一個あたりに100前後の果肉がつまっており、その果肉だけでなく種も食べることができちゃう点でも非常に優れた果物です。
今回はそんなジャックフルーツをどう調理して食べたかを紹介します。
ジャックフルーツの果肉の食べ方
画像右は取り出したばかりの黄色いジャックフルーツの果肉。
取り出したばかりの果肉はラテックス(白いゴム液)や繊維などが少しついているので、私は果肉を水洗い(ラテックスは水では落ちませんが)します。
その後、冷蔵庫に入れ、少し時間をおいてから食べるようにしてます。ちなみに冷蔵庫に入れて冷やすと、ジャックフルーツの香りが揮発して香りが薄まるので一石二鳥ですよ!
写真のように熟れている状態の果肉なら、生でそのまま食べてOK。
(若いものは食べる前に煮たり焼いたりして火を通す必要があります)
甘みはあまりありませんが、シャキシャキ食感でどんどん食べられます。
果肉のおすすめの食べ方はドライフルーツにすること。果肉が柔らかくなり、甘みも増して食べやすくなります。
ジャックフルーツを食べてアレルギー反応を起こす人もいます。フルーツアレルギーや花粉アレルギーがある人は注意してくださいね。
普段でも疑わしい食物は、口にほんのわずかに含んでみて、あるいは舌の先に少しだけ乗せてみて、違和感を感じたりピリピリした場合には、その時点で吐き出してそれ以上食べないようにしてください。
ジャックフルーツの種の調理方法
ジャックフルーツは果肉だけでなく、種も食べることができます。
でも種はそのままでは食べられません。あらかじめ火を通す必要があります。
下準備の方法は色々ですが、わが家では以下のようにして調理して食べてます。
種の下準備をする
1〜2回、茹でこぼします。
最後に沸騰させたら、10〜15分ほど煮つめます。茹でた種はお湯からザルにあげます。
種を包む白い皮に一部亀裂が入っています。
ここで白い皮をむきはじめても良いのですが、まだ皮が固くてとてもむきにくいです。
5〜10分ほど炒めて、種を包む皮が写真のようにパックリと開いたら火を止めます。
そしたら一つ一つの種から皮をはがすという地道な作業のはじまりです。
茶色の甘皮は食べられるのでそのままでOK。
これで種の下準備は完了です!
種を使ったレシピ
下準備したジャックフルーツの種を使って、ものすごく簡単なおつまみと茶巾絞りを作ったので、大まかな手順を以下にまとめました。
ジャックフルーツの種のおつまみ
材料:
- ジャックフルーツの種
- 塩、こしょう 少々
- バター 少々
ジャックフルーツの種を縦四つに切り、バターで炒めて、塩、コショウを振ります。
以上、ものすごく簡単なおつまみ完成!
じゃがいもに似たホクホク感があり、次から次に食べられます。
ガーリックとも相性が良さそうです。
ジャックフルーツの茶巾絞り
材料
- ジャックフルーツの種
- 砂糖
皮むき器でジャックフルーツの種の茶色い甘皮をむきます。
(写真では甘皮が少し残ってますが、甘皮は渋みのもとなので、しっかりむいた方がおいしくできます)
そして種がやわらかくなるまで30分くらいお湯で茹でます。
種がやわらかくなったら水を切り、熱いうちに種をつぶします。
これに砂糖を適量(できれば種の重さの20%相当)加えて、よく混ぜます。
ラップまたは手で茶巾の形にします。
(写真はラップも使ってないのでかなりテキトーです)
冷蔵庫で冷やしてから食べると以前作った栗茶巾絞りと味が似ていてびっくりしました。
その他のレシピ
ジャックフルーツの種はほかにも普段作るカレーに追加したところ、新たな食感が加わっておいしかったです。
1978年に出版された吉田よし子さんの本『熱帯のくだもの』にはジャックフルーツを使ったレシピがほかにも多く載ってます。
読みやすくて内容も詳しいのでおすすめです。
ジャックフルーツの果肉と種を食べる機会はなかなかないと思いますが、機会があればぜひトライしてみてくださいね!