以前、お金を自動的に貯める方法について書きました。
今回はその続きとして、万が一のためにしておくといい貯金「エマージェンシーファンド」についてまとめました。
あなたが貯金する目的は?
お金を貯める目的は人それぞれだと思います。
- 家や車の頭金
- 結婚式費用
- 子供の養育費
- 老後のための蓄え
上記のような目的のある貯金以外に、万が一の事態に備えるための貯金というものがあります。
アメリカではこれをEmergency Fund(エマージェンシーファンド/緊急時の資金)と呼びます。
エマージェンシーファンドとは?
エマージェンシーファンドは、以下のような緊急時のために蓄えておく資金のことをいいます。
- 病院の緊急治療室に運ばれる
- 家の大型家電が壊れる
- 車の事故にあう/車が壊れる
- 職を失う
こういった事態になったときにお金がないととてもストレスになりますよね?
もちろんそのような事態が起きないことが一番ですが、万が一のときのためにエマージェンシーファンドが準備されていたら、夜もきっとよく眠れるはず。
エマージェンシーファンドはどれくらい貯める?
エマージェンシーファンドはいくらくらい貯めればいいの?って思いますよね。
結論からいうと、6〜12か月分の生活費をエマージェンシーファンドとして貯めておくことをおすすめします。
6〜12か月分と幅があるのは、人によって「これくらいあれば安心」と思う感覚が違うからです。心配性の人は12か月分でも足りないと感じるかもしれませんね。
また、普段からよく通院する人や病気をしやすい人も多めに貯めておくと安心ではないでしょうか。
必要なエマージェンシーファンドを計算してみよう
理想的なエマージェンシーファンドが6〜12か月分の生活費ということを念頭において、自分がどれくらいエマージェンシーファンドを貯めればいいのか計算してみましょう。
ちなみにここでいう「生活費」は生活にかかるすべての費用のことです。
一般家庭の生活費の内訳はこのような感じではないでしょうか。
- 住居費(家賃・ローン)
- 食費・外食費
- 日用品費
- 被服費
- ガソリン代
- 水道代
- 電気代
- ガス代
- 通信費
- 保険料
- 携帯・スマホ代
- 交際費
少し大変ですが、一つ一つの費用を書き出してすべてを合計してみましょう。
例)6ヶ月分の生活費をエマージェンシーファンドとして貯める場合
生活費の合計金額 ✕ 6 = エマージェンシーファンドの目標額
エマージェンシーファンドはどこに貯める?
エマージェンシーファンドはどこの金融機関で貯めるのがいいのか悩むと思います。
銀行のChecking Account(当座預金)はすぐお金が引き出せてしまうので散財してしまう可能性があります。
なのでChecking Accountとは別の口座、できればSavings Account(普通預金)に貯めるのがおすすめです。
ネット銀行を利用する場合
私はネット銀行のCapital OneのSavings Accountに専用の口座を作って緊急時のための資金を貯めてます。
Capital Oneの場合、お金が必要になったときに引き出す手続き(Transfer Money)に2〜3営業日かかります。
Capital OneのSavings Accountは複数の口座に分けることができるので、そのうちの一つの口座を「Emergency Fund」と名付けて利用してます。
口座の名前を変えるのはとても簡単。
まずは画面右上のメニューから「Settings」を選択します。
すると保有している口座が一覧で表示されます。名前を変更したい口座の右端にある「鉛筆」マークをクリック。
すると「Edit Account」というポップアップ画面が表示されます。ここで「Nickname」を好きな名前に変えるだけ!
とても簡単です。
ほかにも以前、Capital Oneを使った自動貯蓄プランの作成方法について書いてます。興味があればぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?エマージェンシーファンドを作っておくと、思いがけない出来事があってもすぐに対応できるので、作っておくと非常に便利です。
私も作ってからはちょっとしたハプニングが起きても冷静に対処できるようになりました。あるのとないのとでは安心感が違うので作っておくことをおすすめします!