アメリカでデンタルインプラント!治療の流れとかかった費用【ハワイ島編】

私には以前から歯医者に「いずれインプラントが必要になるだろう」と予告されていた奥歯(19番)がありました。

インプラントの手術というと、あごの骨にドリルで穴をあけてチタン製の人工歯根じんこうしこんを埋め込むものだし、想像するだけで恐ろしいものです。

それも専門医の多いオアフ島ならいざ知らず、専門医が数人しかいないハワイ島でインプラント手術をして失敗したらどうしよう、と不安でいっぱいでした。

でもインプラントが必要なのは大事な大臼歯ということもあり、将来のQOLのためにも治療に踏切りました。

そして昨年開始した治療がついに、今夏、無事に終わりました。

ひかり

大好物のあられも思う存分食べれる。手術してよかった!

せっかくなので、治療の大まかな流れとかかった費用を以下にまとめてみました。

 

デンタルインプラントの大まかな流れ

STEP.1
抜歯
STEP.2
コンサルとCTスキャン
STEP.3
インプラント手術
STEP.4
術後検診
STEP.5
X線撮影
STEP.6
クラウンの型取り
STEP.7
クラウンの装着

インプラント専門医によるコンサルおよび治療はピンク色にハイライトされてます。それ以外の治療はかかりつけの歯科医によるものです。

 

デンタルインプラントの工程とかかった費用

私のかかりつけ歯医者は、ハワイ諸島で 12 支店を持つ大型歯科医院のヒロ支店。

歯科医院独自の割引プランに加入すると、一般治療のみならず、インプラント手術・治療費も 10% ほど割引されるので、治療を受ける前に加入しました。

このため、以下に記載する金額はすべて割引後の価格であることをあらかじめご了承ください。

 

STEP.1 抜歯

まずはかかりつけ歯科医により、インプラント施術を行う奥歯(大臼歯; 1st molar)を抜歯してもらいました。

抜歯する歯の状態がかなり悪く、器具でつかもうとしてもボロボロと崩れてしまい、すべてを取り除くのに小1時間。

それも抜歯中に舌先が器具に当たって切れてしまい、舌先を 1〜2 ステッチ縫うことに。

多めに処方してもらった痛み止めを数日間飲みつづけましたが、縫合糸が自然に取れたあとも、しばらくヒリヒリと痛い思いをしました。

この日払った金額

抜歯代:$192.00
消費税:$9.05
合計:$201.05(税込)

 

STEP.2 コンサルとCTスキャン

抜歯から 5 ヶ月後、かかりつけ歯科医院所属のインプラント専門医(歯周病専門医; periodontist)へ。

インプラント専門医の先生は、10 年前からヒロの複数の歯医医院で一般歯科、Invisalign 歯列矯正などを経験。

その後、数年ほどヒロを離れてアメリカ本土の別の歯科医院で、歯周病やインプラント治療の経験を積み、再びヒロに戻ってきたそうです。

 

まずはインプラント施術を行う抜歯後の顎部分を CT スキャン。

CTスキャンの結果、抜歯後の顎の骨が、インプラント手術で埋め込む予定の人工歯根が無事に固定できるかどうかのギリギリの薄さだということがわかりました。

インプラント手術日まで骨の厚みがこのままだと、厚みを確保するため、人工歯根を埋め込む際に骨移植(ボーングラフト; Bone Graft)も必要になると。

手術日当時に骨移植が必要だと判断された場合は、その分、余計にお金がかかるということを説明されました。

 

勉強熱心で非常に感じのいい先生だったので、その場で治療をお願いすることに。

最後に治療の見積もりを出してもらうと、驚愕の金額!

顔が引きつったまま帰宅したことをここに書き残しておきます。

この日払った金額

コンサル代:$107.00
CTスキャン代:$150.00
消費税:11.70
合計:$268.70(税込)

 

STEP.3 インプラント手術

コンサルを受けてから 4 ヶ月後、インプラント手術を受けました。

あらゆる最悪の事態を想像しながらこの日を迎えましたが、手術は 1 時間もかからず、いともあっさりと終わりました。

緊張のため、具体的な手順はよく覚えてないのですが

    1. 歯肉に切れ目を入れられる
    2. あらわになった下顎の骨にドリルで穴を開けられる
    3. 顆粒かりゅう状の骨片(ボーングラフト)を穴に流し込まれる
    4. チタン製の人工歯根を埋め込まれる
    5. コラーゲン片(guided tissue regeneration membrane(GTR);骨再生誘導膜)を人工歯根の側面に貼られる
    6. 歯肉を縫合

というような流れだったと思います。

ここから 3 ヶ月ほど、人工歯根と骨がなじむのを待つことに。

痛み止めとうがい薬を処方され、術後の注意点がまとめられた紙を渡されました。

術後 2〜4 日は顔の片側が腫れ、一週間ほどチクチクとした軽い痛みがある程度で、想像以上に回復が早かったです。

この日払った金額

インプラント手術代:$1,714.00
骨移植代:$580.00
骨再生誘導膜代:$555.00
消費税:$126.44
合計:$2,975.44(税込)

私の場合、顎の骨が人工歯根を埋めるのに必要な厚さに達してなかったので、骨移植代と骨再生誘導膜代が余計にかかりました(泣)

 

STEP.4 術後検診

3 週間後に術後検診で同じインプラント専門医を再び訪問。

軽く口内をチェックしてもらい、予後も問題ないとのことでした。

この日払った金額

術後検診代:無料

 

STEP.5 X線撮影

さらに 10 週間後に再びインプラント専門医のもとを訪問。

X 線(レントゲン)撮影を一枚撮影して、人工歯根の定着具合を確認してもらいました。

無事に定着していて OK も出たので、この日でインプラント専門医の先生(腕も人格も素晴らしい先生でした)とはお別れです。

あとはかかりつけの歯科医でクラウンをつくってもらうだけ!

この日払った金額

X線撮影代:$34.00
消費税:$1.51
合計:$35.51(税込)

 

STEP.6 クラウンの型取り

6 週間後にかかりつけ歯科医へ。

クラウン(上部構造)の型取り(Impression)をしてもらいました。

上下の歯の型取りにかかった時間はそれぞれ 3 分ほど。

歯型情報をもとに、アメリカ本土にいる歯科技工士(dental technician)がクラウンが作成するとのこと。

クラウンが完成するまで 1 ヶ月ほど待つことになります。

 

この日は歯型を取るだけでしたが、会計時に、次回の分も含めて支払いを行いました。

この日払った金額

 

カスタムアバットメント(支台しだい)代:$766.00
クラウン(上部構造・ポースレン)代:$1,143.00
消費税:$89.95
合計:$1,998.95(税込)

 

STEP.7 クラウンの装着

歯型をとってから 1 ヶ月後、再びかかりつけの歯科医へ。

クラウンとアバットメントがきれいに仕上がってました!

クラウンを装着し、かみ合わせを調整し、研磨してもらいました。

これにてインプラント関連の治療はすべて終了!!

 

先生には

「変に歯がインプラントだということを意識せずに普段どおりに過ごしてください。そして思いきってインプラントに投資してくれてありがとう」

と言われました(すでに他院へ移ってしまいましたが、これまた素晴らしい先生でした)。

 

クラウン装着当日こそ少し違和感があったものの、翌日からはなじんでこれまでどおり食べ物を噛めるようになり、ものすごく快適に過ごせています。

 

この日払った金額

前回、今回の分もまとめて支払ったので無料。

 

まとめ

まとめると、抜歯からインプラント装着までにかかった全費用は $5,479.65 でした。

恐る恐る日本円に換算したら、約 790,000 円でした(2022年9月現在、1 USD = 143 JPY)。し、死ぬ。。

抜歯代$192.00
コンサル代$107.00
CTスキャン代$150.00
インプラント手術代$1,714.00
骨移植代$580.00
骨再生誘導膜代$555.00
X線撮影代$34.00
カスタムアバットメント代$766.00
クラウン代$1,143.00
消費税$238.65
合計$5,479.65

たった 1 本の歯にこれだけの金額をつぎ込んだのは今回が初めてです。

でも抜歯してからインプラント装着まで 1 年 3 ヶ月ほどかかっているため、一度にまとめてこの金額を払うわけではないのでその点は助かりました。

このようにインプラントは高額なのでためらいましたが、思いきって治療して本当に良かったです。

皆さまも歯はくれぐれもお大事に!!